「おから」ってなに?

「おから」ってなに?

そもそも、おからって?

「おから」が何か、みなさんはご存知でしょうか。
⼤⾖を煮て、こしたものに、
にがりを加えて冷やすことで
お豆腐が出来ます。
こした際に余る絞りかすが、「おから」なのです。

⼤⾖消費⼤国である⽇本では、
年間約200万tの⾖腐が製造されており、
その過程で約70万tものおからが発⽣しています。
しかしながら、この「おから」が
「まだ食べられる食材」かつ「魅力的な食材」
であることはあまり知られていません。

すごいぞ、おからパワー!

「おから」はからだに嬉しい
スーパーフード!

低糖質、イソフラボン、レシチン、サボニン

おからには、栄養素が豊富に含まれます。

低糖質
食物繊維
たっぷり
植物性
タンパク質

栄養素の宝庫であるおからは、「まだ⾷べられる⾷品」ではなく、健康のために、「積極的に⾷べるべきスーパーフード」なのです。

また、多くの⽅がダイエットや健康的な⾷⽣活を送ろうとした際に直⾯する「空腹感」「便秘」「効果実感」などの課題を、おからであれば解決することが可能です。

おからの効果

効果1 腹持ちの良さ

腹持ちがよく、空腹を感じづらいため
ストレスなく続けられる

おからは吸⽔性に優れているので
お腹の中で「最⼤5倍」にまで膨らむ

効果2 お通じへの効果

最短翌⽇にはお通じの改善され、
効果実感があるから続けたくなる

⽣おから100gあたりに含まれる⾷物繊維は12g
キャベツ100gと⽐較するとその量なんと「6.7倍」

おからについてもっと知りたい方は
こちらもご覧ください

環境保全訴求

どうして大量に廃棄されるの?

おからは、高い水分含有量(約75%)により腐敗しやすく、保存や流通が困難であることが大量に廃棄される経緯としてあげられます。

また、1999年の裁判でおからが産業廃棄物と判定されたため、多くが廃棄処理されるようになりました。さらに、家畜の飼料や肥料としての利用も一部に限られ、需要や価格面での課題があるため大量廃棄が続いています。

活用方法の模索

日本でおからを活用した何かを模索している、といった内容の文章が入ります。日本でおからを活用した何かを模索している、といった内容の文章が入ります。

乳酸菌発酵活用

菌が繁殖しやすい環境であることを利用して、雑菌が繁殖する前に食用可能な菌、具体的には乳酸菌を生おから内に繁殖させる事で雑菌の繁殖を防ぐことは可能。
しかし酸味が強くなることから食用には出来ない。

家畜用飼料活用

現在最も生おからの活用先として利用されている。
しかし、豚肉では脂身が黄色くなってしまうなど、全家畜に対して使用は出来るような万能飼料ではない。
また食用と飼料用では価格が10倍以上異なることから、お豆腐さんにとってペイターな選択肢ではあるがベストではない。

乾燥おからパウダー活用

乾燥おからパウダーの機械を導入する初期費用は約1億円。
また広大な敷地と月間数十万円単位のランニングコストが
かかることから、多くのお豆腐屋さんでは導入が出来ない。
導入できているお豆腐屋さんも補助金を利用できているが、それ自体で収益化までは出来ていない。

しかし、これらの活用を試みるも
ハードルが高くニーズを作れず廃棄処分

年間70万トン出るおからのうち
⾷べられているのは

たった1%

OKARATの目標

OKARATは現在、おからパウダーを
使用しています。

OKARATは豆腐事業者からおからパウダーを仕入れて製品を開発・製造している現状です。

ですが将来、以下のように「生おから」と「乾燥おから」を使用した取り組みを目標としています。

乾燥おから

「おから需要の底上げ」を⽬指し
並⾏して乾燥おからを⽤いた
商品開発・製造

おからパウダー製造機を導⼊し、極⼒ロス削減に取り組んでいらっしゃる⼤⼿⾖腐事業者の採算についても考える必要がございます。

乾燥させたおからは“飼料⽤”と“⾷⽤”とで販売されますが、その価格差は10倍。

現在も販売の多くは“飼料⽤”であることから、会社によっては⾚字事業に。また、売れなければ結局廃棄に繋がってしまいます。

そこで、並⾏して乾燥おからを⽤いた商品開発・製造を積極的に行なっていきます。

生おから

最終⽬標
年間70万トン発⽣するおからの
100%⾷⽤利⽤化

⼀番の課題は「雑菌の繁殖」。これを抑えるための保管⽅法・処理⽅法をB-nest「地域課題に係る産学共同研究委託事業」を通して、東海⼤学並びに静岡県⼯業技術研究所と連携しながら研究しています。

お⾖腐屋さんで回収した⽣おからを、⾷品⼯場で商品化し、それを県内のスーパー・コンビニを中⼼に販売する「おからサプライチェーン」の確⽴を⾏い、静岡から全国へ横展開していくことが⽬標です。